今でしょ!!
この木の実の名前は「山茱萸」さんしゅゆと言うそうです。
中国語の名前を日本語の音読みで表現した呼び名だという。
山茱萸、(しゅゆ)とは日本ではグミの事だそうです。つまり、「中国山グミ」という事でしょうか?
日本のグミにそっくりですが日本のグミはこれ程赤い色ではありません・・・。
ハナシは変わります
タイトルの「今でしょ」はひと頃大賞にも選ばれるほどの流行語になっていた時代がありました。
流行語というと、流行の時代を象徴しているような意味しかないかのように思われますしかし、この言葉には時代を超えた深い意味が含まれていると思います。
人生は一度しかない、とは誰でも言うことなのですが、
その真意を理解している人には生物、生命の普遍的、真実.真理が含まれている言葉だというのが分ると思います。
しかし、なぜか今、決断しないで引き延ばしをする習慣、感覚があります。
何故、人は先に引き延ばすのでしょうか?
一度きりの人生、と言うのが分かっているはずなのに、いつか、そのうち、という引き延ばし、をするのです。
いつか、そのうちという時間はありません。
時間は今しかないのです。人生 が一度きり、というのはそういう意味なのです。
それでも、なぜか「引き延ばし」をする人が多いのです。
この引き延ばし、という事について、
リッチシェフレンという人が次のように言っています。
「私たちは、自己、自尊心、自分のエゴ、自分の収入などを脅かすものや不快に感じら れるものすべてを、自然に避けようとします。
自己防衛の本能として、生まれつき備わっているのです。
それがあなたなのです。
数百万年に渡る人間の行動の進化の中でそうした本能を備えてきたのです。
それをなかったことにはできません。あなたはそのようにできているのです」
とあります。
そうした本能が人に「先延ばし」をさせているのだと言うのです。
仏教の教えの中にはそうした先延ばしをしてはならない事を諭しているのがあります。
「過去を追うな」
「未来を待つな」
「今の瞬間を確かに生きよ」
というモノです。
よく言われる「現在、過去、未来」という時間の流れを無為、無駄にしてはいけない、
という諭しだと思います。
時間は万人に共通に与えられている、財産だそうです。
人間のその貴重な時間の使い方、過ごし方には非常に個人差があります。
他人の時間の使い方過ごし方に文句を言う筋合いはありません。
しかし、もっと時間を大事にしたら、やる事、やれる事の意味の捉え方が違ってくるんではないの?という気がするのです。
シルバー川柳で「希望なし目標なくて自由あり」「欲しかった自由と時間持て余す」
などと詠う人がいるほどです。
自由って何もすることが無い事なんでしようか?
非常にもったいない生活をしている人が少なくないようです。
それなのに「一日は長く一年は矢の如し」と`川柳`で詠われているのです。
一年という時間は「弓」から射られた「矢」のように早く過ぎていくように感じる、
という時間感覚は在るのです。
なのにやる事やりたい事がないと言うのです。
「起きたけど寝るまで特に用もなし」と川柳で詠うくらいの人もいるようです。
ちゃんとした腕時計にはおしゃれ以上の感覚があります・・・。